地域ぐるみの幸せづくり社会福祉法人 後志報恩会

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法人経営・施設運営の視点

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2018年度 経営の視点

野村 健理事長論文・遺稿集「人間福祉の地平」の発刊と

今後の法人の地域貢献事業の展開

理事長  山﨑 忠顯

この度発刊された「人間福祉の地平」は法人の基本というべき理念や、創立の目的にかかわる内容等がつづられており、ぜひご一読をおすすめしたい(法人に在庫あり)。法人の銀山学園創設以来脈々と続けられてきた地域社会との、いわば共生社会の実現に向けた社会福祉法人後志報恩会の実践が設立以来48年目にあたる今日、特に「人のしあわせは地域社会にある」ことを原点において進展している事業内容に関して今一度立ち止まってその方向をさらに進展、確認する作業が厚生労働省から求められている。福祉に関する社会環境が著しく制度的、公益的に変遷、また多様化していることが、時代の進捗により福祉対象者の生活環境の変容として現れはじめてきている。このことを基盤において地域貢献事業の進展は創立以来継続されている様々な取り組みに関して、社会福祉法人のあり方として実質的に制度的な進捗が求められているところである。

とりわけ法人の行う公益的な事業展開が社会福祉事業につながるものとして、この度、法的に検討されはじめている。本法人としては障害者の理解を共生的な視点から深めていくことを目的に取り組んでいる事業があげられる。先の「人間福祉の地平」に紹介されている様々な銀山学園の諸事業の展開からはじまり、各事業所または共通的な事業として銀山、大江、小樽、全道域において、約40種類に及ぶ地域貢献事業が進められている。ますますその内容と意義が重要になっている。そのなかから法人が主体となっている6つの事業内容に大別して、一層の充実を図りたい。

1 共通する地域貢献事業として、スポーツ活動、また児童を対象にする名称も様々な福祉教育の一環として障害者の作業場面に参加し、その後の学習機会を提供するプログラムがあげられる。

2 福祉啓発のために児童、高齢者、障害者等社会福祉に関する映画上映会を定期的に継続して地域社会の住民を対象に行っている。

3 事務局としては、全道的な展開として23年間障害児者、高齢者スポーツ事業があり、また、北海道ソーシャルワーカー協会(特定非営利活動法人)が30年間継続している。

4 小樽市・後志地区の官民を超えて福祉関係者が情報交換を行い、福祉問題への意識の共有を図ることを目的とした月1度の集まりがあり、25年余事務局を担っている。

5 一般住民を対象にした20年間仁木町未来塾を開催し好評を得ている。

6 小樽・後志地区の社会福祉法人17法人が連携し、その事務局を担っている。

これらの事業等が進められる過程で地域住民の相互福祉理解に、如何に貢献できるのか、当法人の真価について、まさに問われることになる。

 

2018年度 運営の視点

『育ちあう法人職員』

常務理事・総合施設長 阪口 光男

 

私たち一人ひとりは社会福祉法人後志報恩会の職員です。職員一人ひとりがイキイキと仕事をできることが、利用される一人ひとりの笑顔を生み出すことにつながります。

マザーテレサは、あなた方は「喜びを運ぶ器」になりなさいと私たち福祉関係者に呼びかけました。そのためには、自分自身が喜びをもって生きているか否かが問われます。もちろん組織としても働く人の満足を生み出す雇用環境等の整備に力を尽くすことはいうまでもありません。と同時に、それぞれが力を出し合い、支えあわなければ「喜び」は生まれません。昨今すべての業界で人手不足が深刻です。福祉業界も同じです。保育士・介護福祉士が不足して利用者を受け入れることができないという事業所もあります。後志報恩会も以前のように容易に職員の採用ができる時代ではなくなっています。

厳しい中でも、毎年新しい仲間が加わってきてくれているのは、それぞれの職場で「人間福祉」の実現に向かって歩む姿が共感を得ているからだと思います。

人間が生きていく基盤は地域社会です。地域で生活する他者の痛みを自らの痛みとして、放っておけないとの感性を持ち続けることが求めらています。法人各事業を利用する方は地域住民の一人です。誰もが地域の住民として普通に生活出来る地域づくりこそが人間福祉を実現することになります。それが私たちの目的です。

その上で、今年度は、三つのことを心にとめていきましょう。

1、違いを認め合いましょう

私たち一人ひとりは、顔も違えば性格や興味も考え方も違います。そのことをまず認め、受け入れ、理解し合うことを心掛けましょう。向き合う人の良いところを見つめ、いつも笑顔で相手を受け入れようとしていると互いに笑顔があふれてきます。

2、笑顔で挨拶し合いましょう

自分の表情が相手にどのような気持ちを抱かせているかを気づくことは大変なことです。

私たちの仕事は、相手と向き合う以上に、自分自身と向き合うことが求められています。笑顔があふれていますか。気持ちがうかない時もあるでしょう。しかし、意識してでも笑顔で挨拶することで、相手も笑顔になりますし、その喜びは自分に返ってきます。

3、学び合いましょう

私たちの支援・援助という仕事は、常に創造力が求められます。可能性を引き出すためにどのような関わりを、環境を提供したら良いのだろうかと考える時にも、知識・情報がないと何も浮かんではきません。さまざまな引出しがあることで新たらしいものを生み出すことになるのです。

私たちの仕事は『自己絶対化』と常に向き合いつつ、自ら成長していくことが求められます。だからこそ互いに育ちあうことが大切になります。

アルベルト・シュバイツアーが「人間が社会より大きいと幸福だが、社会が人間より大きくなると不幸だ」と語りました。私たちの仕事の目的は『人間福祉』の創造です。

その目的を実現するためにも2018年度は『育ちあう法人職員』としての歩みを進めていきたいと願っています。

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