地域ぐるみの幸せづくり社会福祉法人 後志報恩会

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法人経営・施設運営の視点

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2020年 経営の視点

変えてはならないこと

 変えなければならないこと

2020年度は、銀山学園が創設されて以来、50年の歩みを続けてきた節目の年になります。後志報恩会としては、仁木町銀山での事業開始を法人の50年の歩みとして新たな時代に向かう年としたいと考えています。銀山学園の歩みは、当初札幌報恩会の事業として始まりました。 『後志報恩会』は平成元年8月31日(1989年)に、札幌報恩会の『報恩』の二文字を受け継ぎ、財産の無償譲渡を受け分離独立しました。『後志報恩会』としては31年目ですが、実践理念の原点は『銀山学園』が開設以来、地域と共に歩み、「一人ひとりの人間としての幸せ」は地域にこそあるとの確信を引き継いできましたので、今年を50年として祝い、新たな時代へと挑戦する決意を確認・共有したいと考えています。

【変えてはならないこと~痛みを感じる感性・地域~】  札幌報恩会は 小池久一氏が、丁稚奉公時代から貯蓄した私財をすべて投じて設立し山下充郎氏が引継ぎ現在の基礎が築かれました。「職員の都合で物事を決めてはいけない。子供たちにとってどうかを考えるように」と山下は常に自分に言い聞かせていたそうです。  「子供たちにとって」という姿勢は「痛みをもつ人の痛みを感じる感性を持つ」ことが大切であると語り身をもって実践してきた野村・山﨑の想いにも通じるものがあります。福祉の心は、痛みをもつ一人に向き合うことから育まれます。それは、一人ひとりの違いをありのままに受け止め、その人のところに出向き、その人の痛みに全身で耳を傾け、その人に寄り添って歩み続け、その人の重荷を社会全体が共有し担うことです。福祉社会とは一人の命のために「承認と分配」をいかに実現するかでもあります。人間は、手が届き、足で歩いていき、声が届く地域という場で人と関わり生きていくことで幸せを実現できるのです。現代のあらゆる問題の根源には、地域社会の喪失による人間関係の貧困があります。私たちの法人理念は、福祉を基盤とした地域を創造することにあり、このことは変えてはなりません。『変えてはならないこと』を受け入れる冷静さが必要です。

【変えなければならないこと~「必要」が幸せづくりを創造~】  2019年度経営の視点で「人間福祉の実現」のためには1、利用者の喜びを実現すること 2、職員の喜びを実現すること 3、経営の喜びを実現すること が『必要』であるとしました。これらはバラバラのことではなく一つのことです。これら3つを充実することが人間としての幸せを感じるための営みを生み出すために「必要」なことでもあるのです。そのために経営・運営の基盤を充実していかなくてはなりません。新たな課題に挑戦をするためには『必要』のあり方を「変えなくてはならないこと」もあります。今以上に専門性を高めるための仕組 制度を超えて地域社会に向き合う事業、多様化した人材の育成の仕組と体制、外国人人材と協働する環境整備、やりがいと働きやすい職場の充実、業務省力化・効率化の推進、財政基盤の強化と自立を確立する 等々です。50年を節目として、法人が持続的に社会的使命を果たすめにも次世代に引き継いでいかなくてはなりません。  時代と向き合いつつ『幸せづくり』を進めていくためには、日々『自己否定と自己変革』が求められます。『変えなくてはならないこと』に大胆に挑戦する勇気を持ちたいと思います。そして、『変えてはならないこと』と『変えなくてはならないこと』を見分ける知恵を得たいと思います。

2020年運営の視点

 一人ひとりがリーダーに

2020年は今まで以上に『一人ひとりがリーダー』の想い・姿勢を念頭において日々の取り組みを進めていただきたいと思います。  もちろん、一人ひとりが好き勝手に思いおもいに仕事をするということではありません。  法人・事業所の共通の目的に向かって信頼し合って協働で仕事をするということが前提です。支援現場は利用者も職員も多様であることから『見える化』をすすめ互いに違いを認め合って尊重し合うことが大切であるとのメッセージが2019年の運営の視点です。

【変わり・成長する】  今年度はさらに、各々の役割・立場においてセルフリーダーシップを発揮して欲しいのです。福祉の現場は、ただ中にいる職員が職場全体を俯瞰しつつ自らがどのように働くかが仕事の質を左右します。それは、支援サービス・業務向上というどの場面においても重要です。  現場はさまざまな要素が絡み合う全体性で成り立っています。絡み合う隙間に解決すべき課題がそのままになってしまうと綻びが広がってしまい取り返しのつかないことになってしまうことがあります。一人ひとりが変わり、成長することで、他の人への影響、職場全体・部署全体・チーム全体に影響力をもつ職業人になることで現場力が高まってくることになります。

【自分への問いかけ】  私は、常に自分自身に問いかけていることがあります。1、口先だけになっていないか (良いかっこうだけで行動が伴わない)2、あきらめていないか(周囲のモチベーションを下げる態度や言動が多い) 3、忙しいそうにしていないか(心理的負担の少ない仕事を好んでやろうとする) 4、自分の考え方・行動だけが正しいと思い込んでいないか(独善的で一人勝手な動きをする) 5、すべて人のせいにしていないか(問題が生じると他人のせいにする)6、無責任になっていないか(批判や分析に終始している) 7、指示まちになっていないか(自分がなすべきことを気づけない) 8、評論家になっていないか(抽象的な論理を振りかざし提案がない)9、無意識に他者を傷つけていないか(自分流の価値観で相手への配慮がない) 10、違いを排除していないか(考え方や感覚の違いを嫌っている)等々のことを振り返っています。もちろん、すべてが改善出来ているわけではありませんが、これらのことを念頭に自分自身と日々向き合っていくのは大切なことだと考えています。セルフリーダーシップを発揮するにあたっては自分への問い返しこそが必要です。

【セルフリーダーシップの姿】  セルフリーダーシップとは第一に、自分自身が変わり成長することです。それは、自分自身のあらためるべき点見直すべき点をみつめ、自分自身に対してリーダーシップを発揮することです。第二に、自分が変わることで他者や組織が変わることです。自分自身の考え方や捉え方や価値観を振り返り、正しい方向に変わることで、周囲にいる人たちの中で信頼感や安心感が広がることになります。第三に、3つの当事者意識を大切することです。一つは、この職場を良いものにしていく責任が自分にあり、小さな改善に取り組んでいくという当事者意識です 二つには、職場内の業務の中で生活の質や不十分なサービスの状態や苦情等を自らが改善に取り組むという当事者意識です。三つには、職場の伸ばすべき点をさらにのばし、改善すべき点を提案するという当事者意識です。

【違いを生かし合う】  セルフリーダーシップの前提として《一人ひとりが違うから成長が出来る》という視点が大切です。違いを互いに認め合い生かし、互いに尊重することでこそセルフリーダーシップが強められ、寛容と共感に裏打ちされてチーム力も向上することになります。  このようなセルフリーダーシップが発揮されることで現場が生き生きとし、働きやすい職場に成長することになります。且つ、法人理念でもある『安心と笑顔でつなぐ みんなのしあわせ』を実現することにもつながるのです。

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